MG キュベレイ 完成
またしても久しぶりの更新です・・・ キュベレイの記事途中のまま止まってました。
というわけで、完成写真を掲載します!

後ろ。背中や足首、肩の内部など各所ディテールアップしています。

今回のポイントである背後のファンネルコンテナです。ファンネルは爆撃用に増設され50個あります。

肩パーツは情報量を上げすぎず、フィルタリングで広い面の表情をつけています。

肩の内部に隠し腕を4本仕込みました。後継機(?)たちにも隠し腕があってチラ見えするとカッコいいかなと。

こちらのキュベレイ、ガンダムホビーライフ(GHL)017の荒川直人先生とのコラボ企画で
ジオラマ用の作品として制作をしておりますが、単体作品としても紹介していただいています。

完成写真はここまでですが、塗装工程についてちょっと書きます。
悩んだのがカラーリング。
目指したい「兵器らしさ」と「キュベレイらしさ」のはざまで悩みました。
取説の線画を取り込んで、いろんな色に塗ってみます。

左上が確定版ですが、他にもいろいろ候補があって悩みました。
デカール工程中の写真。デカール貼りは割と好きな工程です。

フィルタリング工程。Mr.ウェザリングカラーで汚しを入れています。

フィルタリングのコツは、ふき取るときに「どう残すか」を意識しています。
綿棒をまめに交換しながら拭き取っていきます。 ↓実際に使用した量はこれの倍くらいかな。

無事、締め切り前に仕上げることができました。

編集さんに送って単体作品としての撮影を終えた後、荒川先生に送られました。
制作期間中、一切荒川先生との打ち合わせはなしという企画のため、この作品を受け取ったときに
どういう反応があるのかドキドキしながら送りました。
2か月後、ジオラマに設置されたキュベレイの写真が荒川先生から送られてきました。
かっこいいーーー!!

すみません、あえて小さい写真にしております。ジオラマの完成写真は誌面にてご覧ください。
ちなみに2021/4/18現在、ららぽーと横浜の文教堂ホビーさんにジオラマ作品が展示されているそうです。
よろしかったら実物を見ていただけたら嬉しいです。
実は、コロナ禍で私もまだ完成した実物を見られてないので、近いうちに見に行こうと思っています。
というわけで、完成写真を掲載します!

後ろ。背中や足首、肩の内部など各所ディテールアップしています。

今回のポイントである背後のファンネルコンテナです。ファンネルは爆撃用に増設され50個あります。

肩パーツは情報量を上げすぎず、フィルタリングで広い面の表情をつけています。

肩の内部に隠し腕を4本仕込みました。後継機(?)たちにも隠し腕があってチラ見えするとカッコいいかなと。

こちらのキュベレイ、ガンダムホビーライフ(GHL)017の荒川直人先生とのコラボ企画で
ジオラマ用の作品として制作をしておりますが、単体作品としても紹介していただいています。

完成写真はここまでですが、塗装工程についてちょっと書きます。
悩んだのがカラーリング。
目指したい「兵器らしさ」と「キュベレイらしさ」のはざまで悩みました。
取説の線画を取り込んで、いろんな色に塗ってみます。

左上が確定版ですが、他にもいろいろ候補があって悩みました。
デカール工程中の写真。デカール貼りは割と好きな工程です。

フィルタリング工程。Mr.ウェザリングカラーで汚しを入れています。

フィルタリングのコツは、ふき取るときに「どう残すか」を意識しています。
綿棒をまめに交換しながら拭き取っていきます。 ↓実際に使用した量はこれの倍くらいかな。

無事、締め切り前に仕上げることができました。

編集さんに送って単体作品としての撮影を終えた後、荒川先生に送られました。
制作期間中、一切荒川先生との打ち合わせはなしという企画のため、この作品を受け取ったときに
どういう反応があるのかドキドキしながら送りました。
2か月後、ジオラマに設置されたキュベレイの写真が荒川先生から送られてきました。
かっこいいーーー!!

すみません、あえて小さい写真にしております。ジオラマの完成写真は誌面にてご覧ください。
ちなみに2021/4/18現在、ららぽーと横浜の文教堂ホビーさんにジオラマ作品が展示されているそうです。
よろしかったら実物を見ていただけたら嬉しいです。
実は、コロナ禍で私もまだ完成した実物を見られてないので、近いうちに見に行こうと思っています。
Category: MG キュベレイ
MG キュベレイ 制作 (3)
MGキュベレイ制作 その3です。
前回、肩パーツの表側は紹介しましたが、裏側はこんな感じになっています。

元のキットは意外とあっさりめのデザインになっているので、ボリュームアップする方向で
ジャンクパーツを選んでつけてみました。
上の黒いパーツはRGシリーズの何か(w)の足のフレームです。お手軽に情報量があがるので
メカチラ見え部分によくRGのフレームは使います。設定的にはキュベレイ系後継機(クシャトリヤとか)には隠し腕があったりするのでその流れでつけてみました。
バーニアは元キットの3連デザインを活かすかたちでプラパイプとバンダイのビルドパーツを組み合わせ作成しました。
まぁ、たぶんチラッと見えるくらいなのでこんな感じで大丈夫かなと。
続いて、この作品のキモとなるお尻部分のファンネルコンテナの工作です。
今回のテーマとして「ファンネルが増設された重爆撃キュベレイ」なので
とにかくファンネル数を増やさないといけません。
とりあえず割ってみる。

間にはさむパーツを本体との接続部分もあわせて作ります。接続部分はネオジム磁石にして脱着可能に。

ファンネルをマウントするパーツはプラ板を大量に切り出してひとつひとつ接着。
大変だけど意外とこういう作業は嫌いじゃないですw

プラ板切り出しに欠かせないツールは、スジボリ堂さんのRPカッター。
RPカッターの詳細はこちら。
なかなか在庫がなくて購入が難しいですが、同じサイズで大量生産するには欠かせないツールです。
ひっくり返すとこんな感じ。びっしり収納できるように等間隔でフレームを作成します。

これだけでも想定数よりは少ないかなと思うので左右にも拡張コンテナを追加します。
そのためのフレームは完全にプラ板でスクラッチ。(いい感じのジャンクパーツ探しましたが、ぴったりのものはなかなか見つからないですね。結局作るのが一番早いし求めるサイズになります)
左右のコンテナは、HG Gセルフ・アサルトパックからいい感じのパーツを見つけました。
ディジェの肩もアサルトパックのパーツでした。優秀w

そしてディテールとファンネルの基部を追加しました。

裏から。我ながら頑張りましたw

ここに50個のファンネルをマウントしていきます。
前回、肩パーツの表側は紹介しましたが、裏側はこんな感じになっています。

元のキットは意外とあっさりめのデザインになっているので、ボリュームアップする方向で
ジャンクパーツを選んでつけてみました。
上の黒いパーツはRGシリーズの何か(w)の足のフレームです。お手軽に情報量があがるので
メカチラ見え部分によくRGのフレームは使います。設定的にはキュベレイ系後継機(クシャトリヤとか)には隠し腕があったりするのでその流れでつけてみました。
バーニアは元キットの3連デザインを活かすかたちでプラパイプとバンダイのビルドパーツを組み合わせ作成しました。
まぁ、たぶんチラッと見えるくらいなのでこんな感じで大丈夫かなと。
続いて、この作品のキモとなるお尻部分のファンネルコンテナの工作です。
今回のテーマとして「ファンネルが増設された重爆撃キュベレイ」なので
とにかくファンネル数を増やさないといけません。
とりあえず割ってみる。

間にはさむパーツを本体との接続部分もあわせて作ります。接続部分はネオジム磁石にして脱着可能に。

ファンネルをマウントするパーツはプラ板を大量に切り出してひとつひとつ接着。
大変だけど意外とこういう作業は嫌いじゃないですw

プラ板切り出しに欠かせないツールは、スジボリ堂さんのRPカッター。
RPカッターの詳細はこちら。
なかなか在庫がなくて購入が難しいですが、同じサイズで大量生産するには欠かせないツールです。
ひっくり返すとこんな感じ。びっしり収納できるように等間隔でフレームを作成します。

これだけでも想定数よりは少ないかなと思うので左右にも拡張コンテナを追加します。
そのためのフレームは完全にプラ板でスクラッチ。(いい感じのジャンクパーツ探しましたが、ぴったりのものはなかなか見つからないですね。結局作るのが一番早いし求めるサイズになります)
左右のコンテナは、HG Gセルフ・アサルトパックからいい感じのパーツを見つけました。
ディジェの肩もアサルトパックのパーツでした。優秀w

そしてディテールとファンネルの基部を追加しました。

裏から。我ながら頑張りましたw

ここに50個のファンネルをマウントしていきます。
Category: MG キュベレイ
MG キュベレイ 制作 (2)
MGキュベレイ制作 その2です。
胸部の工作、気になったポイントとしてはヒートシンク(?)が分厚くて数が少ない。
部位的にも作品の印象を大きく決めるところなので、シャープ感を出すために
ヒートシンク部分を自作のものに置き換えることにしました。
いわゆる、しいたけというやつですね。
こういう同じパーツを切り出すとき、スジボリ堂さんのRPカッターが本当に便利。
もうこれなしではプラモを作れないと言っても過言ではありません。

超音波カッターでばっさり。(ドキドキですが・・・)

取り付けた感じ。狙った感じになったと思います。

背後もパイプを置き換えたり情報量を増やしたり。

腰パーツも思い切って開口。超音波カッターの切り口はこんな感じで汚いですw
やすりで整えてディテールを詰めていきます。

胸部、腹部の工作。

頭と腰をつけてバランスを見ます。

腰のパーツはかなりざっくりな形をしているので・・・

パーツを割ってディテールを追加。

キュベレイといえば特徴的な肩パーツ。

あえて、広い面は残してポイントに細かいパーツを組み込みます。
観戦模型の砲塔ですw お手軽に繊細さが出ます。

反対側の肩も同じ。

部分的に開口してその下にメカがチラ見えします。

広い面と細かいディテールのバランスを考えながら、(今回は締め切りがあるので)
効率よく進めていきます。
胸部の工作、気になったポイントとしてはヒートシンク(?)が分厚くて数が少ない。
部位的にも作品の印象を大きく決めるところなので、シャープ感を出すために
ヒートシンク部分を自作のものに置き換えることにしました。
いわゆる、しいたけというやつですね。
こういう同じパーツを切り出すとき、スジボリ堂さんのRPカッターが本当に便利。
もうこれなしではプラモを作れないと言っても過言ではありません。

超音波カッターでばっさり。(ドキドキですが・・・)

取り付けた感じ。狙った感じになったと思います。

背後もパイプを置き換えたり情報量を増やしたり。

腰パーツも思い切って開口。超音波カッターの切り口はこんな感じで汚いですw
やすりで整えてディテールを詰めていきます。

胸部、腹部の工作。

頭と腰をつけてバランスを見ます。

腰のパーツはかなりざっくりな形をしているので・・・

パーツを割ってディテールを追加。

キュベレイといえば特徴的な肩パーツ。

あえて、広い面は残してポイントに細かいパーツを組み込みます。
観戦模型の砲塔ですw お手軽に繊細さが出ます。

反対側の肩も同じ。

部分的に開口してその下にメカがチラ見えします。

広い面と細かいディテールのバランスを考えながら、(今回は締め切りがあるので)
効率よく進めていきます。
MG キュベレイ 制作(脚)
2020年3月のことです。なんとも驚きの連絡がLINEに届きました。
尊敬するWildRiver荒川先生からGUNDAM HOBBY LIFE(GHL)のコラボ企画の
単体作例を作ってみないかというお話でした。
単体モデラーの作品に対して荒川先生がジオラマを作ってコラボするという企画です。
GHLは私はずっと一読者として購読していて、荒川先生のコラボ企画も毎回
楽しみにしていました。そこに自分の作品が載せてもらえるなんて、夢のような
話ですが、逆に自分でいいんだろうかという怖さもありました。
しばらく考えましたが、このような機会は今後もうないかもしれないと思い
謹んでお受けすることにしました。
荒川先生は私が模型趣味を始めてすぐに、ネットで作品を拝見してファンになりました。
作品集を買い、展示会で作品を見てあこがれの作家さんでした。
自分が展示会に出るようになり、打ち上げでいらっしゃったのを人を介して紹介して
いただきました。とても気さくな方で作品の感想をいただいたり、オフ会の席をご一緒
させていただいたりで交流させていただいています。
さまざまな人の縁に恵まれて本当にありがたい限りです。
結論としましては、2020年8月31日発売のGHL 017 に掲載させてもらっています。
ジオラマ作品はもちろん、単体ページも掲載していただきました。
また、コラボ制作座談会も記事がありますのでぜひご覧ください。

(表紙がめちゃかっこいい)
企画のルールとしては、最初一度きりの打ち合わせだけで、そのあとは
進捗の共有も質疑応答もなし、単体が完成したら荒川先生に送って
ジオラマ制作のターン、という流れです。
1度きりの打ち合わせで荒川先生からのオーダーは
・キュベレイ
・重爆撃機タイプ
・ファンネルはピンポイントで誘導できる爆弾
・目標に落とせればいいので強いニュータイプの能力は不要
・ファンネルの数が通常よりも拡張されている
という感じでした。
このお題からイメージを膨らませて制作を開始しました。
座談会でも話をしたのですが、そもそもキュベレイを作ることは一生ないだろうと
思っていました。個人的なモビルスーツへの思いとしては、あくまで兵器であり
形状には意味があり、機能がある(あってほしい)と思っています。
その点でいうとキュベレイの形状はなかなか解釈が難しく、作ってみたいとうい
気持ちがありませんでした。
とりあえずMGキュベレイを仮組して考えます。

この形状。これをどうやって「兵器」にするかが今回のテーマとなりました。

迷っているだけでは進まないので、いつものメカチラ見えのために各所の走行を分割していきます。

超音波カッターでザクザクと刻んでいきます。

隙間にメカディテールを詰め込みます。

キュベレイの全パーツの中で一番解釈を悩んだのが、かかとのパーツ。
ピンクのかたまりの謎形状。「モチ」と呼んでましたw

若干のスジボリとプラパーツの追加で、こんな感じかなと・・
かかとはEz8の足パーツを取り付けて、ハイヒール化。ダムド風のシルエットになればと。
パーツ分割はこんな感じで、隙間を作ってそこにディテールを詰めていく方針です。

装甲内側のメカを追加して、密度を上げていきます。

ひざの横のディテールアップ

プラパイプの輪切り作業は結構好きです。

切断面を見せることで精密さが出せるので、効果的な気がします。
次回は引き続き工作の記事を掲載しようと思います。
尊敬するWildRiver荒川先生からGUNDAM HOBBY LIFE(GHL)のコラボ企画の
単体作例を作ってみないかというお話でした。
単体モデラーの作品に対して荒川先生がジオラマを作ってコラボするという企画です。
GHLは私はずっと一読者として購読していて、荒川先生のコラボ企画も毎回
楽しみにしていました。そこに自分の作品が載せてもらえるなんて、夢のような
話ですが、逆に自分でいいんだろうかという怖さもありました。
しばらく考えましたが、このような機会は今後もうないかもしれないと思い
謹んでお受けすることにしました。
荒川先生は私が模型趣味を始めてすぐに、ネットで作品を拝見してファンになりました。
作品集を買い、展示会で作品を見てあこがれの作家さんでした。
自分が展示会に出るようになり、打ち上げでいらっしゃったのを人を介して紹介して
いただきました。とても気さくな方で作品の感想をいただいたり、オフ会の席をご一緒
させていただいたりで交流させていただいています。
さまざまな人の縁に恵まれて本当にありがたい限りです。
結論としましては、2020年8月31日発売のGHL 017 に掲載させてもらっています。
ジオラマ作品はもちろん、単体ページも掲載していただきました。
また、コラボ制作座談会も記事がありますのでぜひご覧ください。

(表紙がめちゃかっこいい)
企画のルールとしては、最初一度きりの打ち合わせだけで、そのあとは
進捗の共有も質疑応答もなし、単体が完成したら荒川先生に送って
ジオラマ制作のターン、という流れです。
1度きりの打ち合わせで荒川先生からのオーダーは
・キュベレイ
・重爆撃機タイプ
・ファンネルはピンポイントで誘導できる爆弾
・目標に落とせればいいので強いニュータイプの能力は不要
・ファンネルの数が通常よりも拡張されている
という感じでした。
このお題からイメージを膨らませて制作を開始しました。
座談会でも話をしたのですが、そもそもキュベレイを作ることは一生ないだろうと
思っていました。個人的なモビルスーツへの思いとしては、あくまで兵器であり
形状には意味があり、機能がある(あってほしい)と思っています。
その点でいうとキュベレイの形状はなかなか解釈が難しく、作ってみたいとうい
気持ちがありませんでした。
とりあえずMGキュベレイを仮組して考えます。

この形状。これをどうやって「兵器」にするかが今回のテーマとなりました。

迷っているだけでは進まないので、いつものメカチラ見えのために各所の走行を分割していきます。

超音波カッターでザクザクと刻んでいきます。

隙間にメカディテールを詰め込みます。

キュベレイの全パーツの中で一番解釈を悩んだのが、かかとのパーツ。
ピンクのかたまりの謎形状。「モチ」と呼んでましたw

若干のスジボリとプラパーツの追加で、こんな感じかなと・・
かかとはEz8の足パーツを取り付けて、ハイヒール化。ダムド風のシルエットになればと。
パーツ分割はこんな感じで、隙間を作ってそこにディテールを詰めていく方針です。

装甲内側のメカを追加して、密度を上げていきます。

ひざの横のディテールアップ

プラパイプの輪切り作業は結構好きです。

切断面を見せることで精密さが出せるので、効果的な気がします。
次回は引き続き工作の記事を掲載しようと思います。
| h o m e |